決算月に従業員に対して出すボーナスを「決算賞与」といいます。
通常のボーナスは、実際に支給しなければ経費で落とすことはできません。
しかし、この決算賞与については、なんと、未払いでも経費計上がOKとなります。
ボーナスを出す予定があるのであれば、今期の節税対策として決算賞与を活用してみましょう。
メリット&デメリット
次のようなことが、決算賞与のメリット・デメリットとして考えられます。
・決算賞与のメリット
メリットとしては、
- 節税効果
- 従業員のモチベーションアップ
が考えられます。
「決算賞与が出たのは今季の成績がよかったから」ということが従業員に伝わっていれば、来期のモチベーションアップにつながるはずです。
・決算賞与のデメリット
1度出してしまった賞与、従業員はまた来年ももらえるものと期待するでしょう。
今季の成績がよかったことによる臨時的なボーナスというのであれば、その旨、従業員には説明しておきましょう。
決算賞与を経費で落とすための3つの条件
未払いの決算賞与を経費で落とすためには、次の3つの条件すべてをクリアしていなければなりません。
- 支給する額を、支給する従業員全員に通知していること
- その通知した金額を、通知した従業員全員に、決算後1ヶ月以内に支払っていること
- 支給予定の決算賞与の金額を、その事業年において経費計上していること
3は「ちゃんと経理処理するように」というお話になります。
1と2について、少し解説を加えます。
・1の解説
個々の従業員に対し、支給予定の金額を知らせる必要があります。
口頭では証拠が残らないので、メールや書面で通知しましょう。
・2の解説
例えば、3/31が決算日の場合、4/30までに実際に支給しなければなりません。
また、通知した後に辞めてしまった従業員に対しても、決算賞与を支払う必要があります。
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