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その腕のしびれや痛みはやがて治ります!頸椎性神経根症、頸椎椎間板ヘルニアのやり過ごし方

2年ほど前に苦しめられていた病気のことを書きたいと思います。

寝ている時以外、常に右腕に痛みとしびれがあり、もう一歩で精神的にも参ってしまうところでした。

そのつらさは、日常生活にも支障が出るほどで、本当は仕事(当時勤めていた会計事務所)も辞めたくて仕方がなかったです。

しかし、なぜか踏みとどまり、日々なんとか乗り切っていました。

(被害妄想だったのかも知れませんが、あまり同情してもらえなかったことも、実はかなりこたえました。)

その病気とは、最初の診断では、頚椎性神経根症(けいついせいしんけいこんしょう)。

のちにMRIを撮り、頸椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんへるにあ)であったことが判明。

どちらの病気も、首に通っている神経を圧迫し、腕の痛みやしびれという症状を引き起こすという点では似ています。

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※この記事は、投稿日時点での法律・状況等に基づき執筆しています。

右腕の激しい痛みとしびれ

今から2年ほど前、突然だったのか、徐々にだったのかは覚えていないのですが、それは始まりました。

右腕の激しい痛みとしびれ。

激しい痛みは、右ひじの上のあたりに、しびれは、右ひじから小指と薬指にかけて出ました。

痛みは本当につらく、痛みが出始めた初期の頃、3日ほど仕事を休んだこともあります。

横になっていると痛みが弱まるため、夜眠れないということはありませんでした。

この痛みとしびれは、4〜5ヶ月ほど続くことになります。

衰える筋肉、若干減った体重

痛みのため腕などにあまり負荷をかけない生活をしていたのでしょう、特に胸の筋肉が衰えました。

上半身の胸回りだけガリガリになり、体重も数キロ減りました。

3つの病院、3つの治療院を受診

3つの病院について

この症状が出ている期間中、3つの病院を受診しました。

1つ目の病院

まず初めに受診したのは、いわゆる街の整形外科でした。

レントゲンをみてのその老医師の診断は、首の骨の変形による痛み。

こちらはネットで調べて「頸椎性神経根症」と疑っているのですが、何度聞いてみも「首の骨の変形による痛み」ということでした。

この整形外科には、首を牽引する治療のため、何度か通いました。藁にもすがる思いで。

のちに、3つ目の病院の医師により首の牽引が何の意味もなかったことを知らされます。

湿布、痛み止め、筋肉のこわばり・痛みをやわらげる薬を処方されました。

2〜3回(回数制限がある点滴のようでした)、点滴も受けましたが、全く効果なしでした。

2つ目の病院

トリガーポイントなるものをネットで知り、トリガーポイント注射を取り扱っている病院を受診しました。

押すと痛みがあるような部位に、プスプスと何度も注射を打っていきます。

麻酔薬により筋肉の緊張がほぐれ、痛みが緩和されるというメカニズムだったと思います。

これは、初めての時は効きました。

30分から1時間くらいは効果が持続していました。

短時間ではあったのですが、痛みからの解放は本当に嬉しかったです。

その後3〜4回通いましたが、効いたのは初めてのときだけでした。

2回目以降は、注射直後も特に痛みが消えることはありませんでした。

その医師からは、ストレッチや押すと痛い部分のマッサージをすすめられ、実践。

右腕の付け根(肩甲骨と右腕の間)を寝転がってテニスボールでグリグリは、少し痛みがマシになるような気がしました。

↓安いテニスボールをAmazonで購入し、床でグリグリ、壁でグリグリしていました。

↓職場では指圧器を引き出しに入れておき、隙あらば右腕の付け根(肩甲骨と右腕の間)をグリグリしていました。

トリガーポイントの考え方は、痛みはすべて筋肉から来るというものなので、処方されたのは湿布のみでした。

3つ目の病院

周囲のアドバイスもあり、大きめの病院の整形外科を受診。

レントゲンを撮り、「頸椎性神経根症」と診断されました。

医師の「おつらかったでしょう〜」の言葉に泣きそうになりました。

神経を強くする薬(血液の流れを改善する薬とビタミンB12)と痛み止めを処方され、1ヶ月後にMRIをとることに。

そして、MRI。結果は、「頸椎椎間板ヘルニア」。

あと2ヶ月ほど薬を続けて、まだ痛みがあるようなら手術かもとのこと。

この若い医師は、ご自身も頸椎椎間板ヘルニアで手術した経験があり、とても心強く感じました。

MRIの2ヶ月後くらいに再び受診し、同じ薬を3ヶ月分処方されました。

3ヶ月分の薬は一応飲み切りましたが、最後の方は痛みもほとんど消えていました。

3つの治療院について

医療機関と並行し、整体2箇所、鍼1箇所にも行っていました。

なかでも鍼は症状末期に頻繁に通っていました。

1箇所目の整体

ボキボキっという整体に昔から興味があったため、1箇所目の病院と並行して通ってみました。

触診により、首の骨が変形している、もしくはズレているというようなことを言っていたと思います。

背中や首をボキボキやった後は、全身スッキリした気分になります。

ただし、腕の痛みは除く・・・

首をボキボキやることに関して、家族からの強い反対があり、数回で受診するのをやめました。

2箇所目の整体

あまりに痛かったので、仕事帰りにネットで調べ、最寄駅近くの整体を予約しました。

治療院のサイトにトリガーポイントに関する記載があったので、期待して飛び込みました。

マッサージ自体はよかったものの、痛みは緩和されず。

施術後、そこの院長とお話ししたなかで、そこまでの痛みであれば病院でMRIを撮ってもらった方がいいとアドバイスをもらいました。

その1度きりの施術でしたが、そのアドバイスが大きな病院を受診するきっかけとなり、感謝しています。

症状末期、知人に紹介してもらった鍼に足繁く通いました。

大きな病院にかかっているとはいえ、右腕が痛いのには変わりなく、少しでも痛みをやわらげたい一心で通っていました。

この治療院では、指圧などのマッサージのあと、電気鍼をおこないます。

まずこのマッサージがとてもよかった。

これまで受けてきたマッサージの中でも最高峰、ダントツの気持ち良さでした。

先生の症状に対する説明も理にかなっており、また名医にありがちな威張った感じもなく、信頼がもてました。

仕事中のパソコンに向かっているときが何と言っても一番痛かったのですが、椅子に超浅く腰掛けて背もたれに寄り掛かる、顎のラインが机の高さに来るような一見不真面目そうな姿勢だと楽ですよとアドバイスを受け、試してみると効果抜群!痛みがやわらぎました。

もっと簡単に言うと、「椅子から今にも滑り落ちそうな姿勢」といった感じでしょうか。

大きい病院の医師は姿勢が良い状態を保つのが大事、と言っていて実際そうなのだろうと思いますが、目先の痛みから逃れたいという気持ちが勝ってしまい、このふざけた姿勢でずっと仕事をしていました。

まとめ

どうやって治ったのか

4〜5ヶ月で激しい痛みとしびれは、おさまりました。

正確に言うと、多少の違和感は今でも残っています。

激しく痛んだ右腕の上あたりは筋肉が張っているような感覚、しびれていた右手は少し握力が落ちたような感覚、そんな違和感が残りましたが、あの痛みから比べたら全然です。

薬を飲んだり、整体やったり、鍼やったり、マッサージを受けたりしましたが、結局は時間が解決したんだと思います。

治療が全くの無駄だったとは思いませんが、4〜5ヶ月たてば自然に治ります!

これはちょっと効いたかも

解決方法は時間しかない、時間が解決する、とは書きましたが、これは効いたかな、これは良かったなと思うものもあります。

正しい診断結果

『頸椎椎間板ヘルニア』の診断結果を聞いた時は、なぜかとても安心しました。

原因不明の何かにずっと苦しめられていたからでしょうか。正しい病名を知ることは、心を落ち着かせてくれます。

単なる妄想にすぎないかも知れませんが、もっと早く正しい病名を知っていたら、治りももっと早かったのではないかと思いますし、無駄な治療を受けることもなかったと思います。

腕上げ

↑このように腕をあげていると、痛みがやわらぎました。

恥ずかしいなんて言ってられません、当然この姿勢で通勤していました。

パソコン中の姿勢(鍼の先生に教わったやつ)

パソコンに向かっているときが一番痛みました。

「椅子に超浅く腰掛けて背もたれに寄り掛かる、顎のラインが机の高さに来るような一見不真面目そうな姿勢」(椅子から今にも滑り落ちそうな姿勢)でパソコンに向き合う。

このおかげで仕事を乗り切れたと言っても過言ではありません。

ストレッチ

仕事中にたびたびストレッチをしていました。

痛みが大幅に緩和されるような即効性はありませんが、少しでも早くよくなることを祈りながら。

ツボ押し(テニスボールでグリグリ、指圧器でグリグリ)

痛みが大幅に緩和されるような即効性はありませんが、少しでも早くよくなることを祈りながら。

横になる

横になると痛みがやわらぎます。

仕事もほどほどにできたら一番良いと思います。

というのは、朝よりも仕事が終わり帰宅する時間帯が一番痛かったからです。

デスクワーク時の姿勢がよくないのだと思います。

帰宅時は当然腕上げしたまま街なかを歩くことになります。

奄美大島へ旅行

やはり気分転換は大事です。

常に痛みがある状態は、精神的にかなりきます。

好きな場所に旅行しましょう。

暖かい気候、太陽、きれいな海のミネラルを全身で吸収!効かないはずがない!効くぜ!

↓奄美大島でストレッチ中

車の運転

右ひじをドアの上の部分に置いて運転すると痛みがやわらぎました。

最後に

結局は「対症療法」か「手術」しかない『頸椎性神経根症』、『頸椎椎間板ヘルニア』。

対症療法とは、病気の根源を治すのではなく、痛みなどの症状を痛み止めなどでおさえ、症状がおさまるまで乗り切るといった治療法です。

しかし、その対症療法さえ効かない・・・

朝昼晩、毎日痛み止めを飲んでもまったく効かない4〜5ヶ月、大変でした。

痛みというものがこんなにもつらいものだとは、正直思ってもいませんでした。

同じ症状に苦しまれている方がいらしたら、少しでも参考になればと思い、今回はこの記事を書きました。

やがて痛みは消えます!

 

【HMJのつぶやき】

もうすぐ2ヶ月の下の子。

「よく寝てくれる日」と「全然寝てくれない日」が交互に続いています。

「全然寝てくれない日」は当然抱っこする機会が増えるのですが、同じ抱っこでもソファに座って抱っこでは泣き止まず、立って抱っこで泣き止んだりします。

まるで部活の嫌な先輩のごとく、楽をさせてくれません。

こちらはホッペに無数のチュッチュをすることでようやく正気を保っています。

ちなみに下の子は男です。

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