自分の本棚を他人がみたとき、なぜか一番触れられたくない本について触れてきます。
たまたま買っただけのこの1冊、自分のアイデンティティの形成に一切関わっていないこの1冊、むしろ嫌いな著者のこの1冊。
その1冊を手に取り、「これ読んだんだ?」なんて語りかけてくる友人。
そして僕は延々とエクスキューズを繰り広げ、ますます墓穴を掘ることになります。
(↑我がCDラック、A〜Kの列。CD処分するにもなかなか買い取ってもらえないこのご時世。プラスチックケースからソフトケースに入れ替えてしまったものだから、なおさら買い取ってもらえない。ジーザス・ジョーンズ、、恥ずかしい・・・)
俺のCDラックを汚す者たち
僕のCDラックに妻が自分のCDを収納したとき、
「俺のCDラックがけがれる!」
と怒ったものでした。
今思うとなんと失礼なと反省してるんですが、妻の好きなCoccoやら大江千里やらが収納されたことに、せっかく作ったプラモデルを弟に壊されたときみたいな気持ちになってしまい、ついつい怒ってしまったのです。
「本棚やCDラック、レコード棚は、自分を写す鏡である」、そんな思いというか思い込みが強いんだと思います。
えっ!そこ見るの!?見られたくないものが見られている
友達が遊びに来て、僕のCDラックから手に取るCDは、いつも「えっ!なんでそれ?」なものでした。
「Pavementじゃなくて、なんで尾崎豊を手に取るのか?」
みたいなことが多発していました。
Pavement好きな俺が俺は好きだし、他人にもPavement好きな俺として見られたい。なのに、尾崎豊はないだろと。
であれば、CDラックに尾崎豊を入れて置かなければいいのでしょう。
でも、なんかそれも面倒で。
(すみません、尾崎豊をディスってるわけではなく、Pavementの対極としてわかりやすかなと思って。。。得意なモノマネは尾崎豊です!いつか僕のカラオケ聞いてください)
なぜ他人は本棚の恥ずかし本を指摘してくるのか
この理由は、実は簡単なことです。
それは、「目立つ」から。
恥ずかし本や恥ずかしCDの背表紙やジャケットは、とても目立つのです。
洋楽ばかりのCDの中に、邦楽のCDがあったら目立ちます。
神は本当に細部に宿るのか
神は細部に宿る、と言います。
「細かいところもちゃんとやらんとダメよ(超意訳)」という意味で使われることが多いこの言葉、本棚・CDラックについても同じようなことが言えるのかもしれません。
自分に対して確固たるイメージをつくりあげたいのであれば、たまたまもらったイケてない本とかCDとかは、本棚から排除すべきでしょう。
でもそれがほとんど目立たないものであれば、頑張って頑張って苦労してまで排除する意味は、それほどないはずです。
税金1円減らすことに意味はあるのか
細部にもこだわりまくった仕事に意味はあるのか。
例えば、税理士が税金を1円減らすために2時間かけることに意味はあるのか?
これも、やはりケースバイケース。
お客様のためになるかどうか、報酬に見合う仕事なのかどうか、といった観点から、やる・やらないを決めればいいことです。
また、その2時間の仕事が、お客様以外の人の目を気にして行うものであるのなら、その場合も2時間かける意味はないと思います。
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ジョン・レノンはボーカルをダブルトラック(2回歌ってボーカルを分厚くするレコーディング手法)するのさえ面倒くさがり、1回歌っただけでダブルトラックのように聞こえるエフェクトをつくらせました。
楽してレコーディングしたわけですが、お粗末な作品に仕上がったかというと、そうではないわけです。
楽したいという気持ちがイノベーションを生む。怠惰は発明の母。
ちょっと論点がズレちゃいましたが。。。チャオ!
【編集後記 〜税理士・前川秀和のつぶやき〜 】
昨日は1日自宅。
面談1件を郵送等でのやり取りに変更。最初からそれでよかったんだよな。。
【1日1新】
MUGヌードル
とある行動
【長男と次男 〜9歳児(0ヶ月)と3歳児(1ヶ月)のマイブーム〜 】
長男:元々超インドア派なので今の状況にストレスはない模様。だけどそれでは不健康なので、散歩に連れ出すようにしています。
次男:仮面ライダーマッハ(趣味が僕と同じで喜んでおります)
税理士、東京。自由、DIY、シンプル。音楽と地下鉄。
独立・起業・スモールビジネス、ベッドルームから始めよう。
「ちゃんとする」で「いい感じ」を「もっといい感じ」にする税理士事務所をやっています。