息子がとあるお祭りの会場でおこなわれた子供屋台に参加してきました。
企画段階から子供達がたずさわり、お祭り終了後にはお給料(時給)までいただけるという素晴らしいイベントでした。
呼び込みに精を出す彼らの働きぶりを見ながら、どんな商品が夏祭りでは売れるのだろうかと思いを巡らせてみました。
↑今年の阿佐谷七夕まつりの様子。賑わっています。
子供屋台のラインナップは・・・
子供屋台のラインナップは、
- 冷たいドリンク(ペットボトルの清涼飲料水や水などの販売)
- 冷やしパイナップル(カットしたパイナップルに割り箸を刺したもの)
- かき氷(数種類のシロップから選べる)
- アイスクリーム(バニラアイスにクッキーやチョコスプレーをトッピング)
- 冷やしキュウリ(キュウリ1本に割り箸を刺して販売)
- フランクフルト
- 焼きそば(調理はさすがに大人がやっていました)
と、なかなかのラインナップです。
かき氷班、アイスクリーム班・・・と、子供達の持ち場は固定されていて、それぞれの売り場を行き来することはありません。
ちなみに息子はアイスクリーム班でした。
アイスクリーム班は、最初は1個200円という割りと強気の値段設定でしたが、さすがに売れ行きが悪かったのか、その後100円に値下げをしていました。
一番売れた屋台は・・・?
一番売れた屋台は何だったと思いますか?
売上的には分かりませんので、一番最初に在庫がなくなって販売終了になったという点では、「冷やしキュウリ」でした。
同じように在庫状況での判断では、「冷たいドリンク」が第2位。
「販売機会を逃している」という点から見れば、在庫を途中で切らしてしまうのはもったいないのですが、ここは子供屋台、売上を多くあげることが真の目的ではないので、その話は今回は無視します。
・「冷やしキュウリ」と「冷たいドリンク」の共通点
この2つについて、共通点を考えてみました。
- 値段設定(ワンコインの100円でした。)
- 注文を受けてすぐに提供できる
- 冷えている
- さっぱりしている
- 食事ではない
- すぐに食べられる・飲める
- スプーンなどが不要のため、歩きながらでも食べられる
- 要するに手軽に食べられる・飲める
「冷やしキュウリ」はキュウリに割り箸を刺す等の仕込みがありますが、どちらについても、売り子さんがやるべきオペレーションは単純、お金をもらって商品を渡すだけです。
そのためか他の店舗と違い、購入待ちの列ができることもありませんでした。
もし夏祭りで屋台をやるなら
夏祭りが今回のような極暑の中での開催で、かつ、利益を多くあげたいというのなら、
- 冷たいドリンク
- かき氷
- 冷やしキュウリ
ポイントとしては、
- 売れる商品であること
- 人件費がかからないこと
- 原価が安いこと
という視点から選んでみました。
1位を冷たいドリンクとしたのは、やはり売る際のオペレーションが圧倒的に楽ということにあります。
氷を張った水槽から商品を取り出してお客さんに渡すだけ。
しかも極暑の中ですから、近くにドリンクを扱うお店がなく、良心的な価格であればかなり売れるはずです。
仕込みも不要で、余った在庫も次の機会に回せます。
かき氷の原価はかなり安いでしょう。
冷やしキュウリは子供屋台の結果からも分かるように、人気の商品です。
フランクフルトは、既に串に刺さった業務用のものがあるんですね。これなら焼くだけで提供可能なので、仕込み不要、調理の技術もほとんどいらず、販売時のオペレーションも比較的楽だと思われますが、熱々を提供することが求められるため、あまり作り置きができないかも知れません。
最後に
暑い中、スタッフとして子供達をフォローしてくれた方々には大感謝です。
いただいたお給料で息子は早速チョコバナナを買っていました。
そんなもので散財しやがって!とチラッと思いましたが、彼が初めて稼いだお金をどう使おうが彼の自由、あたたかく見守ることにしました。
【HMJのつぶやき】
8月初旬のこの時期、各地で夏祭りが盛んにおこなわれています。
私も家族でいくつかの夏祭りに出かけました。
ただ5ヶ月児には少し酷だったと思います。反省。
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