クラウド会計ソフト『freee』で、経費の一部を家事関連費(プライベートな経費)にする方法を解説します。
家事関連費とは?
家事関連費とは、事業以外で使ったプライベートな支出のことをいいます。
例えば、僕の例で言うと、あるとき実家のある水戸に帰省したとします。
でも、半分は仕事をかねています。そして、半分はプライベートな帰省。
そういった場合、水戸までの交通費は、
- 半分が仕事にかかった経費
- 半分がプライベートな支出
ということになるでしょう。
freeeなどのクラウド会計ソフトで自動取り込みされた交通費、この中には、仕事上の経費部分もプライベートな支出部分も含まれていることになります。
なので、そこからプライベートな部分(家事関連費)を抜き出して、事業の損益の計算からは除外しなければならないのです。
『freee』なら家事関連費のあん分も自動化できる
freeeなら経費の一部を家事関連費に自動で振り分けることができます。
ただし、そのためには、あん分する割合などを事前に登録する必要があります。
そのやり方については、freeeのヘルプセンターを参照していただくとして、今回は1つ1つの取引を家事関連費として登録していくやり方をご紹介します。
あえて1つ1つ処理するやり方
例えば、この東京から水戸までの特急料金3,430円。
事業部分:50%、家事関連費(プライベート):50%だったとします。
↓「+行を追加」ボタンを押して、行を追加します。そして、赤枠で囲んだ部分に・・・
↓・・・赤枠で囲んだ部分に、それぞれ「事業主貸」、金額は50%と50%なので、半分ずつの「1,715円」と入力します。
この「事業主貸」というのが、家事関連費(プライベート)として経費には入れない部分となります。
ちなみに、この「事業主貸(じぎょうぬしかし)」、似たような勘定科目に「事業主借(じぎょうぬしかり)」というものがあります。
この2つ、性質的には同じものなので、「事業主貸」のかわりに「事業主借」で入力してもらってもOKです。
↓保存して完了!
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