これまで勤めていた会社を辞め、フリーランスや自営業者として独立・開業した場合、国民年金に加入する必要があります。
その国民年金に月額400円をプラスして支払うことで、将来受け取る年金がお得になる「付加年金制度」がオススメです。
どのくらいのお得なの?
付加年金制度に申し込むと、国民年金の定額の保険料に上乗せで月額400円を支払うことになります。
この400円を払い込み続けることで、
が、将来受け取る年金の年額に加算されます。
例えば、20年間、付加保険料400円を支払い続けたとすると
が、毎年の年金額に加算されることになります。
これは、将来2年間年金を受け取ることができれば、元は取れる計算となります。
付加年金に加入するには?
国民年金加入の手続き時に、一緒に手続き可能です。
おそらく、市区町村の職員の方から付加年金制度に加入するかどうか聞かれると思います。
所定の欄にチェックを入れるだけの手続きですので、簡単です。
・途中で加入もできます
途中で加入することもできます。
市区町村の窓口、もしくは、郵送での手続きが可能です。
(他にも中野区では電子申請での手続きも可能です。利用にあたっては事前の登録が必要となります。)
・郵送の場合
郵送の場合、中野区を例にとると、↓のような書類(PDF)を中野区のウェブサイトからダウンロードできます。
住所、氏名、生年月日、電話番号、基礎年金番号を記載するだけの簡単な書類です。
わざわざ窓口に出向く手間を考えると、郵送の方が楽でしょう。
デメリットは?
「国民年金基金に加入できないこと」が、よくデメリットとしてあげられます。
国民年金基金は付加年金制度と同じく、年金の上乗せ制度です。
同時加入はできないのですが、それは国民年金基金制度には付加年金制度が含まれているからです。
付加年金を2倍払うことになるので、同時加入はできないというわけです。
まずは加入することをオススメします
途中での解約も可能なので、まずは加入することをオススメします。
事業が軌道に乗り、利益が出るようになってから国民年金基金への切替などを検討すればよいでしょう。
【HMJのつぶやき】
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