ちょっとした謝礼は、商品券でおこなうと便利です。
ただし、注意点もあります。
商品券で謝礼
事業としての取引であれば、当然請求書が送られてきてその金額を支払うこととなります。
しかし、それ以外のちょっとしたこと、例えば、
- お客さんを紹介してもらった
- パソコンについて分からないこと教えてもらった
などに対しては、謝礼という形で感謝の気持ちを伝えることになると思います。
謝礼を現金で支払うことが絶対にいけないわけではないのですが、相手の方に領収書をいただくわけにもいかないと思うので、支払った証拠を残すのがなかなか難しくなります。
そこで、商品券。
商品券なら買った時に領収書も出ますし、贈られた相手の方も嬉しいものです。
↓この辺の商品券なら、きっともらって嬉しいのではないでしょうか。
- 全国百貨店共通商品券
- JCBギフトカード
- QUOカード
- Amazonギフト券
・金額は規定をつくって決めておくと楽
「お客様を紹介していただいたときは、商品券〇〇円」というように、簡単にルール(社内規定)をつくっておくと、いざ謝礼というときに迷わずにすみます。
商品券で謝礼をする場合の注意点
商品券を謝礼として使う場合の注意点が3つほどあります。
・商品券が手元に残っていては経費にならない
謝礼として使わず、商品券が手元に残っていては、経費にすることはできません。
(期末の棚卸しにより、「貯蔵品」として処理することになります。)
使用機会が頻繁にないのであれば、必要が生じた都度、商品券を購入するようにしましょう。
・勘定科目は「交際費」
経理の際の勘定科目は、「交際費」にします。
・税務調査で疑われないために(金額設定と証拠の保存)
謝礼の金額は、常識的な範囲で設定しましょう。
多額の商品券を購入していると、「本当は自分で使ったんじゃないの?」などとあらぬ疑いをかけられてしまう恐れがあります。
事業とは関係のない、個人的なお礼に使うのもNGです。
また、誰にどのような理由で支払ったかについて、メモ書きを残すようにしましょう。
会計ソフトの摘要欄や商品券のレシートにメモっておけば充分でしょう。
商品券は消費税が非課税
商品券は消費税の取り扱いが少し特殊です。
贈答用の商品券は、非課税(消費税がかかっていない)という扱いになります。
よって、仕入税額控除ができません。
最後に
商品券は使い勝手がいいですが、その分悪用(?)できる要素も多いと言えます。
「ちょっとした謝礼」として1回数千円程度の使用が理想かなと思います。
【サンプラザ前川くんのつぶやき】
士業交流会に参加してきました。
会場だった居酒屋の料理の美味しさにびっくり。コース料理でしたが、特にお刺身盛り合わせとシメのトロタクが絶品でした。
税理士、東京。自由、DIY、シンプル。音楽と地下鉄。
独立・起業・スモールビジネス、ベッドルームから始めよう。
「ちゃんとする」で「いい感じ」を「もっといい感じ」にする税理士事務所をやっています。