中野区鷺宮、西武新宿線鷺ノ宮駅近くのカフェ、『KOTONA COFFEE(コトナコーヒー)』。
そこで開催されたドリップコーヒーのセミナーに参加してきました。
『KOTONA COFFEE』コーヒー教室「ペーパードリップの基本」編
先日、鷺宮にあるカフェ『コトナコーヒー』で開かれたコーヒーセミナーに参加してきました。
今回のテーマは、「ペーパードリップの基本」ということで、ドリップコーヒーの淹れ方を学びます。
10:30から約3時間、時間をたっぷり使って数種類のコーヒーを淹れ、もちろん飲んできました。
受講者は6名(定員も6名)で、受講料2,500円という大変お得なセミナーでした。
・使用した器具
使用した器具は次のようなものになります。
デジタルクッキングスケール(電子はかり)以外は、各人に1つずつ用意されていました。
- コーノ式ドリッパー2人用
- カリタのコーヒーサーバー
- カリタのドリップポット
- デジタルクッキングスケール など
コーノ式ドリッパー2人用
このドリッパーには、先のとがった円すいタイプのペーパーフィルターを使います。
円すいタイプのペーパーフィルターを使ったことはありましたが、「コーノ」なるブランドについては今回初めて知りました。
コーヒー通なら知っているであろう、こだわりの一品です。
カリタのコーヒーサーバー
5種類のコーヒーを淹れましたが、すべて2人分(240cc)ずつ淹れていきました。
240ccをしめすしるしが、このコーヒーサーバーには付いています。
カリタのドリップポット
お湯が出る口が細いものです。
初心者であれば口が細いポットは必須でしょう。
デジタルクッキングスケール
粉の重さを測ります。
2人分240ccに対して、粉は24g。
ペーパーフィルターをセットしたドリッパーを置き、その状態を「0」にできるので便利です。
・ペーパードリップによるコーヒーの淹れ方
まずは、真ん中にお湯を注ぎ、しばし待ちます。
第1投目は、500円玉くらいの大きさに注ぐのがポイントです。
↑ポッコリと粉が膨らみます。気持ちいいです。焙煎直後は二酸化炭素を多く含んでいるため、膨らむそうです。日にちが経つにつれ、膨らみも出なくなっていきます。
最初の3分の1でコーヒーの美味しい成分はほとんど抽出されるので、2人分240ccでしたら80ccがコーヒーサーバーにたまるまでは、粉の真ん中部分に少しずつお湯を注ぎます。
粉の膨らみ凹んだら、お湯を足して凹みを戻すようなイメージで、3分の1(80cc)まではゆっくりドリップしていきます。
3分の1を過ぎたら、お好みでお湯を注いでいきます。
その時点でドリッパーを引き上げ、お湯で割ると、スッキリした雑味のないコーヒーに仕上げることができます。
・これが正解!というものはないが・・・
- どんなコーヒーが好みかによって
- 豆の浅煎り・深煎りの度合いによって
などで、ドリップのやり方も変わるため、これが正解!というものはありません。
ただ、「最初の3分の1」の部分は基本になります。
この時、なぜ真ん中にお湯を注ぐのか?ドリッパーのフチ近くの粉にお湯をかけなくていいのか?
それは、フチ近くにお湯を注いでしまうと、お湯は粉を通過せず、ペーパーフィルターをつたってコーヒーサーバーまで行ってしまうからだそうです。
コーヒーの旨味を吸収することなく、お湯のまま下に落ちていたなんて・・・
これまでの淹れ方の間違いを気付かされた瞬間でした。
(もちろん、ペーパーフィルターをつたわって淹れた薄いコーヒーが好きならそれはそれでOK!自由に楽しめばいいんです!)
・実際に飲んでみると・・・
- ルワンダ産
- エチオピア産
- タンザニア産
- インドネシア産
- パナマ産
の5種類のコーヒーを実際にペーパードリップで淹れ、いただきました。
世界地図を広げての、各産地の解説もありました。(内容は割愛しますが、これがおもしろい!)
マスターのこだわりの焙煎によるところもあるのでしょうが、味も香りもそれぞれに個性があります。
他の受講者の方が淹れたものも試飲し、淹れ方による味の違いも確認し合いました。
(たくさんコーヒーを飲んだせいか、帰りはちょっと胃もたれしていました^^;)
コーヒーに関する日頃の疑問点を解決
今回のセミナーで日頃抱いていたコーヒーに関する疑問が解消されました。
列挙すると↓こんな感じです。
- 粉にすると劣化が早くなるので、豆で買って飲む前に挽いたほうがよい。
- 粉は冷凍保存がよい。
- 豆なら常温で2〜3週間の保存OK。
- 缶での保存だと豆と蓋の間に空間があくので、あまりよくない。袋に入れて缶に入れるならOK。
- 円すいタイプのペーパーフィルターの方が味の調整がしやすい。(逆に言うと、調整しながら淹れないと味が変わる。)
- 台形タイプのペーパーフィルターの方が味が均一になり、簡単に入れられる。(とメーカー側は言っている。)
カフェなどの飲食店がセミナーをやることの意味
コトナコーヒーさんは、コーヒー豆を焙煎し、小売・卸もやっています。
通常のカフェなどの飲食店がこのようなセミナーをやることには、いくつかのメリットがあります。
例えば、
- 飲食以外の売上(もう1本の柱)が立つ
- お店のファンになってもらえる可能性がある
- 暇な時間帯を有効活用できる
などが考えられるでしょう。
特にコーヒーは、ワインなどと同様、語れる要素が多々あるため、セミナーをやる価値は高いはずです。
最後に
淹れ方以外にも、数々のコーヒーうんちくがたまらなくおもしろかったです。
ワイン同様、コーヒー豆をリーファーコンテナ(一定の温度に保てるコンテナ)で輸送し出してから、それぞれの産地の個性豊かな美味しいコーヒーを楽しめるようになったそうです。
というのも、それまでは赤道を越えるときの暑さで、豆はダメージを受けていたそうなのです。
日本酒や焼酎が美味しくなったのも最近だと聞きます。
ワイン、日本酒、コーヒーの次は、カカオ(チョコレート)が来るそうですよ。
今からカカオの勉強をするといいかも知れません。
【HMJのつぶやき】
昨日はコトナコーヒーでコーヒー教室。
夜は家族で外食しました。
税理士、東京。自由、DIY、シンプル。音楽と地下鉄。
独立・起業・スモールビジネス、ベッドルームから始めよう。
「ちゃんとする」で「いい感じ」を「もっといい感じ」にする税理士事務所をやっています。