「知ったかぶり」が後々トラブルになることもあるでしょう。
では、知ったかぶりの逆の行為、「知らないフリ」についてはどうか。これも案外ダメージとなります。しかも自分自身に。
そこまでマウントを取らなくても・・・が起こる「知らないフリ」
とある飲食店にて。
そのお店で力を入れている飲み物を頼むとき、僕はその飲み物の知識がまったくないかのように振る舞いました。本当は好きな飲み物でもあり、ある程度の知識はありました。
その後はずっと珍しくもなんともない銘柄のその飲み物を進められ続け、自分がした「知らないフリ」を悔やんだのを覚えています。
ここでいう「知らないフリ」の定義
ここでいう「知らないフリ」、あえてここからは「知らない不利」とでも書くことにします。
「知らない不利」とは、
- 自分を相手と同等、もしくは、相手より上に見せようとする「知ったかぶり」の反対語
- 自分を相手よりも下に見せようとする行為
になります。
つまり、「知らない不利」は、自分を相手より下に見せることで、相手に好かれようとする行為です。
「知らない不利」の目的は、「相手に好かれる」なのですが、先程の例のように、相手に好かれる前に相手の出方によっては、相手を嫌いになってしまうことが多々あります。
「知らない不利」をするのであれば、使う相手は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
しかし、自分にダメージ与えてしまう可能性も非常に高いので、戦略としてはもはやおすすめできるものではないです。
結局は、およそあるがままの自分でコミュニケーションをはかることが、良い結果となる確率が高いです。
「おおよそあるがまま」とあいまいな表現を使いましたが、「本当でもないけど嘘でもない」くらいのバリアを張ってコミュニケーションを取るということで、その程度の心構えはあってもいいかなと。さすがに、いきなり初対面で自分のあるがまま大暴露では相手も引くと思うので。
時には「知ったかぶり」も必要
仕事においては、やったことがないことを「できます!」と引き受けることも必要です。
経験を積む第一歩はあたりまえですが、初体験です。
そのときに知ったかぶりをしないようでは、お客様も不安を感じるでしょう。
若さという武器を振り回せば、「初めてで経験ないのですが、やらせてください!」も通用するでしょう。
(若さという武器の有効活用のため、経験豊富なのに初めてを装う「知らない不利」なんて作戦もあるのかも知れない・・・)
しかし、駆け引きのことばかり考えると疲れます。
営業に活かせる心理学みたいなものがあると知ったあとは、営業の方はみんな心理学を意識しているに違いないと思ってしまったり。
相手と同じ動きをすると良い影響がある(ミラーリング)なんて聞いたあとは、こっちがお茶を飲んで、その後に彼らが真似するかどうか観察したり・・・
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僕は誠実にいきます。
誠実という名の戦略です。
税理士、東京。自由、DIY、シンプル。音楽と地下鉄。
独立・起業・スモールビジネス、ベッドルームから始めよう。
「ちゃんとする」で「いい感じ」を「もっといい感じ」にする税理士事務所をやっています。