在庫は持たないほうがよい。
独立・起業するにあたりよく言われることです。
一体なぜ「在庫は持たないほうがよい」のでしょうか?
在庫とは
在庫とは、
- 売れる前の商品
- 商品に加工する前の原材料
のことをいいます。
会計用語では、「棚卸資産(たなおろししさん)」などと呼ばれます。
在庫を持つことによるリスク
在庫を持つことによるリスク(デメリット)としては、
- 経費にならない
- 管理費がかかる
- 無駄になる
ということがあります。
1,経費にならない
お金を出して買ったものにもかかわらず、在庫は経費で落とすことができません。
「資産」という扱いとなるためです。
経費にできないということは、利益が出たということと同様なので、その分税金もかかってきます。
お金が出ていっているのに、税金も取られる。
在庫が多いと、当然、資金繰りも悪くなっていきます。
2,管理費がかかる
在庫を置いておく場所が必要となります。
つまり、場所代がかかってくるということです。
場合によっては、管理するための人件費や水道光熱費なども必要となります。
3,無駄になる
流行というものがあります。
在庫として残っているその商品がいつまでも売れるとは限りません。
最悪、廃棄処分ということになる恐れもあるでしょう。
・在庫を持つメリットは?
一方、在庫を持つことによるメリットもあります。
【在庫を持つメリット】
- お客さんが買いたいと思った時に商品があるため、販売の機会損失を逃さない
- 大量仕入れにより、1個あたりの仕入単価が安くなる
在庫を持たないことによるメリット
在庫を持たないメリットは、在庫を持つリスクを避けられることです。
- 「お金が出ていったのに経費にならず、税金を取られる」というリスクがない
- 在庫を維持するための賃借料や人件費がかからない
- 商品が時代遅れになったことによる廃棄処分等のリスクがない
要するに、無駄な経費をおさえることができるため、少ない資金でもビジネスが始められるというメリットがあります。
また、倉庫等の賃借料や人件費などの毎月の固定費(ランニングコスト)もおさえられるため、事業を継続していくという観点からもメリットは大きいです。
【HMJのつぶやき】
先日、MFクラウドEXPOに行ってきました。
完全にホリエモンの基調講演めあてで。
まさにフリーダム、自由な気持ちになって帰ってきました。
【昨日の1日1新】
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